idea factory from newspaper 2003 9 20

デパート(department store)
 自民党は、タカ派からハト派まで、
積極財政論者から緊縮財政論者まであり、
政策のデパートと言われている。
 しかし、本物のデパートは、地盤沈下が著しい。
 なぜか。
同じ商品ならば、安い方がいいに決まっている。
 今では、インターネットで、個人が、価格を全国比較ができる。
全国で、一番、安値を付けた店から買うことができる。
配送料を払っても、まだ安い。
 さて、高く売る商売は、成立しないのか。
成立しうると思う。
顧客サービスを付加して、売れば、高くても売れる。
 今までの商売は、高い値段で売って、売りっぱなし。
売れれば、後は知らないという商売だった。
 価格+顧客サービス=適正価格
顧客サービスに熱心になれないデパートは消えていく。
顧客サービス第一に転換したデパートは、生き残れる。

不良債権(bad debts)
 不良債権処理は、今頃、やっても意味がない。
5年前にやれば意味があったが、今頃やっても意味がない。
 今は、積極融資に踏み切る時代である。
確かにリスクがあるが、
このリスクに勝った者が、21世紀の覇者となる。
リスクは、同時にチャンスでもある。
 失敗もあるかもしれないが、
失敗の数より、成功の数が多ければ、勝者となる。
 銀行戦国時代。
しかし、このなかから、
未来の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は出現する。

外資(foreign capital)
 アメリカの不動産大手の会社が、
千葉に大型商業施設を進出させるという。
 外資というと、アメリカを連想するが、
中国も外資である。
 中国で成功した企業が、日本に進出してくると思う。
日本は、中国からは、地理的に近く、
同じアジアで、しかも、同じ漢字文化の国である。
歴史的に、文化的に、日本と中国は、深い関係にある。

ブランド価値(brand value)
 ブランドは、企業にとって、ひとつの財産だと思います。
このブランド価値を、貸借対照表に計上できないかと思っています。
ブランド財産です。

株に注目する(eye the stock)
 そろそろ、株の買い時になるでしょうか。
今までは、局地戦でしたが、今後は、どうなるか。
 今までは、株式市場に、特殊要因が存在しました。
この特殊要因とは、「代行返上の売り」です。
この「代行返上の売り」が、峠を越しつつあります。
 「代行返上の売り」は、企業業績に関係なく、株価の動向に関係なく、
機械的に株を売ってきました。
 この特殊要因は、過去の株式市場にはありませんでした。
この特殊要因がなくなると、どうなるか。
慎重に分析して、作戦を立てる必要があります。

盆栽村(bonsai village)
 さいたま市が、盆栽村を観光資源化するという。
確かに、うまくすれば、観光資源になる可能性があります。
bonsaiが、そのまま英語になっていますから。